That's J20(H) series
もともと登録台数が少ないこともあり、
現在では滅多に見かけなくなったJ20系の最終モデル、J27。


高い実力を秘めたミドルサイズ・ジープ

 CJ3B-J3が右ハンドル化される前年の昭和1960(昭和35)年に、キャンバストップ/メタルドア仕様のミドルホイールベース車としてデビューしたのがJ20系。そして、4年後の昭和1964(昭和39年)にハードトップ版であるJ20Cが登場し、以後J22Hへと変遷。これがJ20H系である。

 J20系は、メタルドア化による乗降性向上や、ホイールベースの延長による荷役性、人員輸送力アップが図られた、主に建設業向けに開発されたジープである。ただし、ハードトップ仕様のJ20H系は、その後、個人ユーザーをターゲットとする方向に向かい、J26H以降のカタログには、完全にレジャー指向のジープとして紹介されている。

 また、フロントシートをセパレート・タイプとし、フロアシフト仕様としたBタイプが初めて登場したのも、このJ20/20H系(J24/J22H)である。

 J50系のホイールベース:2,030mmに対し、2,225mmのミドルホイールベースを与えられたJ20(H)系は、より直進性に優れ、加えて前後軸の荷重配分がほぼ5:5に近く、バランスの良いジープに仕上がっている。ご存じのとおり、自衛隊に納入されてきた旧73式小型トラックも、このJ20系がベースとなっているのだ。

 J50系に劣らぬ悪路走破性を持ちながら、最大で7名の定員乗車数を誇ったJ20系は、実用面ではJ50系を上回る実力の持ち主。自衛隊の制式採用がそれを物語っている。

モデル名 使用燃料 総排気量 エンジン型式 乗車定員+最大積載量
J20 ガソリン 2,199cc JH4型 3名+300kg/7名+0kg
J20C ガソリン 2,199cc JH4型 3名+300kg/5名+0kg
J20D ディーゼル 2,199cc KE31型 3名+300kg/7名+0kg
J20DC ディーゼル 2,199cc KE31型 3名+300kg/5名+0kg
J24 ディーゼル 2,659cc 4DR5型 3名+300kg/7名+0kg
J24B ディーゼル 2,659cc 4DR5型 2名+300kg/6名+0kg
J24H ディーゼル 2,659cc 4DR5型 3名+300kg/5名+0kg
J24HB ディーゼル 2,659cc 4DR5型 2名+300kg/4名+0kg
J22 ガソリン 2,315cc KE47型 3名+300kg/7名+0kg
J22B ガソリン 2,315cc KE47型 2名+300kg/6名+0kg
J22H ガソリン 2,315cc KE47型 3名+300kg/5名+0kg
J22HB ガソリン 2,315cc KE47型 2名+300kg/4名+0kg
J26 ガソリン 2,384cc 4G53型 3名+300kg/7名+0kg
J26B ガソリン 2,384cc 4G53型 2名+300kg/6名+0kg
J26H ガソリン 2,348cc 4G53型 3名+300kg/5名+0kg
J26HB ガソリン 2,348cc 4G53型 2名+300kg/4名+0kg
J27 ガソリン 2,555cc G54B型 3名+300kg/7名+0kg
J27B ガソリン 2,555cc G54B型 2名+300kg/6名+0kg
J27H ガソリン 2,555cc G54B型 3名+300kg/5名+0kg
※型式名のうち、Dはディーゼル車、CとHはハードトップモデル、Bは「Bタイプ」を表す。


鉄板むき出しながら、J50系よりわずかに乗用車的なJ20系のインパネ。写真は、フロアシフトが採用されたBタイプ。


フロント・シートはベンチタイプ。3名掛けで、運転席はリアシートへの乗降のため、可倒式となっている。

幌車であるJ20系の荷室には、片側2名掛けの対向ベンチシートが備わり、フロントの3名と合わせて乗車定員は7名。


セパレート・タイプのフロントシートを持つJ24HのBタイプ。J20H系の中でも、特にレジャーユースを強く意識してラインナップされていたモデル。


このコンテンツは日本国内向けの情報です。
There home page contents apply to the Japanese domestic market only.