DECK-TOP & DOOR
随所にうかがえる工夫の跡

脱着性が大幅に向上

 J50系の基礎となるCJ3B-J3の幌は綿帆布、縫製デッキトップ、サイドカーテン、リアカーテンで構成され、ボディー側とは捻りホックで固定されていた。幌骨は前後主骨とドア回り補助骨の組み合わせで、幌や幌骨の脱着性は、お世辞にも良いとは言えなかった。以来、J50系の幌は度重なる改良を受け現在に至るが、初期のモデルと比較すると、いかに向上したかが分かる。

DECK-TOP

 まず幌の脱着性だが、一見すると面倒そうに思えるが、慣れてしまえばひとりで作業しても5分で外せるし、組み付けだって10分もあれば可能である(幌が縮んでしまう冬はチトきついが…)。また、室内側に設けられているストラップで幌の張り具合を調整できるため、走行中のバタツキ音も随分と抑えられている。またウェザーストリップにより、想像以上の気密性が確保されているのだ。

幌骨
一見して単純な作りに見える幌骨だが、無駄のない仕様は計算され尽くされたもの。簡易脱着式の幌は、オープンにするのにさほど時間を必要としない。またオープン走行時は幌を幌骨に巻き付けて、テールゲートのホックに固定することができる。

ホック(フロントウインドゥ側&ボディー側)
J55の幌用ホックは2タイプ用意され、用途によって使い分けられている。フロントウインドゥシールド上部と幌骨を固定するホックは、挿入した後に捻ってロックするタイプ。またボディーのサイドやリアに固定するホックは、ボタン式が採用されている。

フロントドア
ウインドゥ面積が大きく、良好な視界を確保できるフロントドアにはロック機構が付いており、乗員の転落や盗難を防止する。また度重なる改良の末に完成されたドアは、ウエザーストリップなどによりボディーとの密着性が高く、外気や雨などが車内に入り込むのを防ぐ。

リアカーテン
リアカーテンは完全に上部まで巻き上がるため、視界を遮らない大きな開口部が現れる。車内換気や長尺物を積載する際にも便利。

ストラップ
4本のストラップの張り具合を調整することで、幌の弛みや張り過ぎを修正することができる。またストラップは幌骨にテンションをかけて、幌の剛性を高める働きもある。

固定用バンド
荷物が走行中に車外に転落するのを防止するため、リアカーテンの内側には、リアゲートに固定する固定用バンドが取り付けられている。またこの固定バンドは、車外から外すことができないため、盗難防止にも役に立つ。

幌各部


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