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J3R以来、大きく変わることのないインパネまわり
1961(昭和36)年に左ハンドルのCJ3B-J3が右ハンドルのJ3Rに移行して以来、J50系のインパネまわりは大改造を受けていない(細かく見ればステアリングやウインカーレバー、アシストグリップ、ワイパーモーター、エアの吹き出し口、はたまたスイッチ類の配置や各種警告の有無などが異なるが…)。ずーっと、この基本デザインが受け継がれているのである。ちなみに、J53からJ55にモデルチェンジした際には、シートベルト未装着警告灯とフューエルフィルターウォーニングが新設され、クラシカルなボタン選択式のAMラジオが液晶パネルを備えた電子同調式になり、そして間欠ワイパーが追加された。
専用シート生地を採用し、記念プレートを追加
今回のJ55最終生産記念車とJ55標準車の違い。これをインテリア関係で見てみると、専用シート生地の採用(オリーブ)、最終生産仕様を表す記念プレート(2種)の追加のみ。そう、基本的な部分には手を加えられていない。変える必要がない、いや変えられなかった…という議論をするのはやめよう。この最終生産記念車のコンセプトは、あくまでも「ジープよ永遠に!(永く乗れる記念ジープ)」なのである。
丸洗い出来るのが魅力
エアコンどころかクーラーすらないので、夏は室内が蒸し風呂状態になる。ヒーターは付いているが隙間風が入ってくるので、冬は厚着をしないと寒い。オープンが気持ち良い時期など、この日本ではそうそうない。
重いステアリングを汗だくになりながら握りしめ、オフロード走行を楽しむ。オープンで走れば当然、室内も泥だらけになる。これが今時の4×4なら、どうやって掃除すればよいのか…と途方にくれるだろう。でも、ジープは室内だってバシャバシャと丸洗いできる! その爽快さと言ったら、言葉では言い表せないほどなのである。
メーターゲージ メーター類は防水、防塵仕様が採用されている。左からフューエルゲージ、オイルプレッシャーゲージ、スピードメーター、ウォーターテンプレチャーゲージ、アンメーターの順。なおメーター類の照明は、ダッシュパネルからの直接照明。
記念プレート(R/L) J55最終生産記念車には、真鍮製の記念プレートがダッシュパネルとグローブボックス・リッドの2か所に装着される。
フロントシート 適度な硬さと張りを持ったシートには、ビニール表皮の難燃性素材が採用され、水洗いも可能。なお、オリーブのシート生地は最終生産記念車の専用カラーだ。また、フロントシート2座にテンションレデューサー付きELR3点式シートベルトが装備される。
リアシート リアシートは、コンパクトな折りたたみ式が装着される。リアシートへの乗り降りは助手席を折りたたんで行う。運転席側は前倒し式。
カーゴスペース 250kg積載可能なカーゴスペースは、荷室長810mm、荷室幅1,490mmとこのクラスとしては充分なスペックを持つ。またスペースがスクエアなので効率的な積載が可能だ。
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ロールバー |
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フューエルタンク |
ロールバー 50mm径の4点式ロールバーは、車両が転倒した際に乗員を保護するため、ドライバーの頭上にメインバーを配した上、2点のフットポイントを接合することで充分な強度を実現している。また、乗員保護のため、要所にはパッドも巻かれている。

フューエルタンク 助手席シートを跳ね上げると、プロテクターによってカバーされたフューエルタンクが現れる。タンク上部には、フューエルタンクフロアカバーが装備されており、リアシートに乗り込む際の足場として役立つ。
ツールボックス 運転席下には、キー付のツールボックスがあり、だるまジャッキをはじめとする車載工具一式が収まる。またリッドの裏は車検証や整備手帳などが収納できるようになっており、ウエザーストリップによって防塵性も確保されている。
ルームミラー 安全基準に適合した脱落式のルームミラーは、フロントウインドゥシールドに固定されている。なお、フロントウインドゥシールドを倒して走行する場合は、ルームミラーをブラケットから外し、180度回転させて装着するようになっている。 |