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三菱ジープにとっての1960年代は、言うなれば「地盤固めの時代」であった。1962(昭和37)年までには、J50系の前身となったJ3R、J20、J30、そしてJ40系の前身となったJ32等がデビューしており、ガソリン/ディーゼル、ショート/ミドル/ロング、そしてキャンバストップ/ハードトップといった、後のジープ・シリーズのバリエーションの基本車型が、この時すでに全て出揃っていた。
一方、体制的には、1964(昭和39)年、三菱三重工(三菱日本重工業(株)、新三菱重工業(株)、三菱造船(株))が15年ぶりに合併し、新会社:三菱重工業(株)が発足している。 合併前の国内販売については、三菱日本重工業(株)が生産するふそうトラック、バス等は三菱ふそう自動車(株)が、そして、新三菱重工業(株)が生産する乗用車や軽自動車、ジープを含む小・中型トラック、バス等は新三菱自動車販売(株)が、それぞれの総販売元となっていた。そして、三重工合併により、生産部門が自動車事業部として統合されたことに対応して、この二社も合併し、軽自動車から大型トラックまでを扱う販売会社「三菱自動車販売(株)」となった。 この後、1967(昭和42)年6月に、ジープの生産は(株)東洋工機に全面委託される。 |